タリバン

コラム

タリバンの“逆襲”が始まった!

9月7日にイスラム主義勢力タリバンは33人の閣僚からなる暫定政権の名簿を公表し、アフガニスタンの新政権をスタートさせました。8月15日にあれよあれよという間に首都カブールを制圧してから早一か月。いまだにタリバン新政権を正式に承認する国はありませんが、アフガニスタンをめぐる関係国間の駆け引きが激しさを増しています。本コラムでは、タリバンが発表した暫定政権の顔ぶれから、この新政権の性格、そして主要国に対するアプローチについて、現時点で予想されることをまとめてみました。
お知らせ

【日経ビジネス電子版】女性迫害、ひげ強要したタリバン支配再び、過去と何が違うのか?

日経ビジネス電子版に、当サイトの運営責任者である菅原出の記事が掲載されました。アフガニスタン全土を掌握したタリバンについて解説しています。
コラム

バイデン政権「アフガン駐留米軍撤退」を決めた国際政治上の計算とは?

4月14日、バイデン大統領は、今年の9月11日までにアフガニスタンから米軍を全面撤退させることを正式に発表しました。4月25日から早速米軍のアフガンからの撤退オペレーションが始まりました。 米軍が撤退してしまえば、アフガニスタンの治安悪化を止められなくなるのではないか、タリバンやアルカイダがまた同国を支配してしまうのではないか、アフガニスタンが再びテロの温床になってしまうのではないか、などなど様々な懸念が報じられておりますが、今回はバイデン政権が全面撤退を決定した背景について考えてみたいと思います。